


臨床遺伝科は臨床遺伝専門医・認定遺伝カウンセラー・看護師・助産師などの資格を有する研究所ならびに病院職員が併任で担当し、所属専門修練医とともに協力分担し、遺伝学的専門性を生かして院内各診療科(心臓血管内科、小児科、心臓血管外科、周産期科ほか)ならびに外部医療機関と連携し、遺伝相談・遺伝カウンセリング・遺伝学的検査を担当するほか、2010年開設の結合織病外来では、遺伝性の大動脈の病気など結合織病について遺伝学を生かした総合診療と新しい治療を目指して、他科の協力を得て、遺伝性疾患の克服と対応にあたっています。
遺伝相談・遺伝カウンセリングでは、先ずコーディネーターによる内容の確認に始まり、複数の専門家による遺伝カウンセリング、必要に応じてセンター内外の専門家との連携体制により、最新の遺伝学・医療の情報をふまえて相談の解決に向けて考えて行きます。
臨床遺伝科では次のような疾患や事項について、遺伝相談・遺伝カウンセリング、遺伝学的検査、外来診療を担当します。
遺伝相談・遺伝カウンセリングは、専門医(臨床遺伝専門医)が、専門医(臨床遺伝専門医)がナースコーディネーターや遺伝カウンセラー(認定遺伝カウンセラー)などコーディネーターとともに、患者様あるいはご親族の遺伝性が疑われる病気や遺伝・次世代に関する医療事項・遺伝学的検査など遺伝に関するいろいろな悩みについて、遺伝学や遺伝医療の情報をもとにご説明し、相談の解決に向けて一緒に考えていきます。
-遺伝カウンセリングの例-
相談・受診の受付は医事室外来係(患者様より)、医療連携室(医療機関より)にて行います。
連絡を受けて相談の内容についてコーディネーターがお話を伺い、続いて、日時を調整し、遺伝相談室などで専門医がコーディネーターとともに説明を行うとともに、相談の解決に向けて一緒に考えていきます。遺伝カウンセリングは医療行為の一部ですので、専門医やコーディネーターがご相談に来られた方の同意なしに第三者に(場合によっては相談対象の方を含みます)相談内容を漏らすことはありません。
なお、遺伝カウンセリング費用は特定療養費となり、自費扱となりますが、保険診療が使える疾患もあります。
遺伝カウンセリング開設10年目にあたる平成22年度の遺伝カウンセリング実施件数は36回と前年比較で微増ですが、これまでの活動の一部は2010年7月開設の「結合織病外来」で行っており、全体の対応件数は着実に増加しています。
臨床遺伝科では必要に応じて、同意をいただいた後に、患者様などの遺伝学的検査について実施いたします。実施する遺伝学的検査には保険診療による遺伝学検査、先進医療としての遺伝学的検査の他、研究段階の遺伝子解析についての研究者との橋渡しを行うこともあります。検査結果のご報告は外来診療の中で行いますが、遺伝カウンセリングとして行うこともあります。
臨床遺伝科は、2010年7月より、マルファン症候群等の遺伝性大動脈疾患など結合織病について、西日本唯一の「結合織病外来」として外来診療を週一回(木曜)開設し、血管外科など院内の協力のもと、対象疾患の総合診療とより良い治療を目指して、院内院外との調整や診療を開始しています。「結合織病外来」へは院内ならびに外部医療機関から医療連携室を通して受診いただきます。
当施設は認定臨床遺伝専門医制度研修施設であり、臨床遺伝科スタッフには臨床遺伝専門医・臨床遺伝専門指導医・認定遺伝カウンセラーも含まれており、認定臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラーなどの資格取得を目指す方の指導も行っています。専門修練医として「臨床遺伝科コース」を選択して当科で活動しながら、認定臨床遺伝専門医資格取得を目指すことができます。
臨床遺伝科の活動は、院内各診療科とともに院外医療機関との連携に支えられています。
医療連携として、遺伝相談・遺伝カウンセリング・遺伝学的検査の実施、結合織外来での遺伝性大動脈疾患など結合織病の診療がありますが、必要に応じて、外部医療機関との調整窓口としても機能し、循環器疾患を中心としてより良い遺伝診療を実施すべく活動していきます。
認定臨床遺伝専門医制度研修施設
最終更新日 2011年10月25日